新しい冶金技術

耐食性鋼合金 鋳物の主な熱処理により、以下のことが防止されます。

• 1) 焼入れ焼戻し処理。 主にマルテンサイトを得て炭化物の析出を防止します。 焼入れ焼戻しとは、焼入応力を除去し、靭性を向上させることです。
• 2) 焼きならし+焼き戻し。 ニッケル、モリブデン、シリコンなどを少量含有した低炭素マルテンサイト系耐食鋼で、焼きならし＋焼き戻し処理を施し、機械的性質を向上させたものです。

フェライト系耐食鋼、このタイプの鋼の w(C) ≤ 0.12%、w (Cr) は 15 ～ 20% です。 主な熱処理方法：

• 1) キャストのまま。
• 2) アニーリング。 アニーリング温度は 540 °C 未満、または 850 °C を超えてはなりません。

加熱プロセス中、温度が 350 °C に達すると、鋳物に大きな応力がかからないよう、一定時間最終熱が加えられます。

オーステナイト系耐食鋼、典型的な鋼グレードは 1Cr18Ni9Ti です。 主な熱処理方法：

• 1) 固溶体。 鋳物を９５０～１１７５℃に加熱し、低温で予熱した後、急速に溶液温度まで加熱するプロセスを採用することが好ましい。
• ２）固溶化＋安定化処理。 チタンビスマスなどの合金元素を固溶体処理した後は、さらに安定化させる必要があります。 つまり、鋳物は2〜850℃に再加熱され、その後急速に冷却されます。 クロム炭化物の析出を防止するため、耐粒界腐食性を向上させます。

析出硬化型耐食鋼、典型的な鋼グレードは ZGCr17Ni4Cu2 です。 熱処理方法は固溶＋時効強化で、溶体化温度は1020～1060℃、時効硬化温度は560～650℃です。

耐食性鋳鉄、耐食性鋳鉄には、シリコン、アルミニウム、クロム、ニッケルなどの単一元素、またはそれらから構成される複合元素が含まれています。 総合的な機械的特性を向上させるために、銅や希土類などの合金元素が添加されることが多く、そのような材料は比較的硬く耐食性の高い材料となります。 熱処理方法は内部応力を除去し低温焼鈍する方法です。

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